●NY紀行2 観光らしからぬ観光の巻
二日目は、徐々に時差ボケが解消されつつあり、朝は7時くらいに目が醒めた。
ちなみに、泊まっているホテルの外観は、こんな感じ。



外に出て、ぶらりとデリに入って、朝食をとった。



グランドセントラル駅や図書館なども見物。

 

クライスラー・ビルも写真に撮った。



うん? ちょっとした・・・違和感がある・・・なんだ、なんだ、この奇妙な感覚は!

オレの知っているNYは、当然のことながら、三十年前の小学生の頃のNYなのであり、最近では、十年前に旅行で行ったきりなのだ。そして、今、オレが感じている違和感は、まさに「英語」に対する違和感だったりする。

オレの帰国子女的言語能力が劣化したのか、それとも、他に原因があるのか・・・ピザ屋でカウンターの向こうの親父が何語をしゃべっているのか、判然と しないじゃないか・・・だいたい、「スムージー」って飲み物なんか、生まれて初めて耳にしたゾ。

これじゃあ、火星人になったのと同じだな。眉間の皴を汗がしたたり落ちる。

十年ぶりのNYは大きく変貌を遂げていた。あたりまえだが、ふつうの英語を話さない人がたくさんいて、オレは、その「新NY」の雑踏にまみれて、アップアップしている感がある。

はたして大丈夫なのか?

ピザ屋で、十年前には存在しなかった、奇妙な形態のピザにぱくついていると、アタマの上から大粒の雨が降ってきた。だが、待てよ・・・ここはピザ屋の 店内ではなかったか。訝しげに天井を見上げると、壊れた空調から、どんどこ水が落ちている。オレがアタマをハンカチで拭きながら悪態をついていると、さ きほどの「言語不明」の言葉を操る宇宙人の店員が寄ってきて、
「They ra gunna FEEX it today」
だと。

バカヤロウ。

オレのアタマに雨が降ってから直したって遅いっちゅうの。水が洩れるなら洩れるで、先に言っとけよ。てなわけで、洩れる水を受けるバケツの写真(笑)





→NY紀行3
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